16世紀、聖人シュリマンタ・シャンカラデーヴァはアソム王国の迫害を逃れ、マジュウリ島に「サットラ」とよばれる僧院を開き、ヴィシュヌ神への帰依と神の前での平等を唱えるバクティ運動をひろめました。20世紀以降サットラの衰退を危惧する僧達は、バクティの実践として継承された劇や舞踊をサットラの外でも指導するようになり、アッサムの伝統舞踊として「サットリヤ」が生まれました。そのためサットリヤの基礎には僧がターラ(シンバル)を持つ姿や祈りの所作が多く見られます。演目としては、開祖シャンカラデーヴァとヴィシュヌ神、クリシュナ神に捧げるもの、シンバルを使った儀式をアレンジしたもの、二大叙事詩ラーマーヤナとマハーバーラタの節などで構成されます。サットリヤで使用される歌詞は、シャンカラデーヴァが作った「ボルギート」というブラジャワリ語の詩と、弟子たちが後に書いたサンスクリット及びオホミヤ(現代アッサム語)によるものです。


シャンカラデーヴァを祀ったグルアーサナは多くの家庭に設けられています
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